チッチの推薦図書

026-ミック・ジャガー(1975年制作)

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―アンディー・ウォーホル(Andy Warhol 1928-87)ー 

 

 ウォーホルは1960年代に入ると、版画のシルクスクリーンを多用し始めます。色彩をちょっと変えるだけで、人物に違和感を覚えます。そのことによって、ウォーホルは「マスメディアが視聴者に提供しているスターのイメージは唯一絶対のものではない」ということを訴え、また、マスメディアは人のイメージをいかようにも操作できることについて批判しているのです。ウォーホルは最小限で最大限の効果を生みだす【coolな男です (゚д゚)!

 

2019年:冬のお薦めの1枚 No.1

掲載日:2019年12月3日

027-赤い騎士(1974年制作)

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―ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein 1923-97)ー 

 

 マンガとドットで一躍有名になったリキテンスタインは、1960年代の後半に入ると、ピカソ、モネ、マティス、マルクなど、過去の偉大な画家の作品を模倣しながら、新しいスタイルを模索し始めます。今回の【赤い騎士】は未来派のカルロ・カルラの同名作品を基にしています。ちなみに、ウォーホルはリキテンスタインのドットを見て「なぜぼくはこれを思いつかなかったのだろう」と羨望の言葉を口にしたそうです。

 

2019年:冬のお薦めの1枚 No.2

掲載日:2019年12月4日

028-滝(1961年制作)

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―マウリッツ・C・エッシャー(Maurits Cornelis Escher 1898-1972)ー 

 

 流れ落ちた滝の水が水路を下っているにもかかわらず、また滝の頂上に到達しています。水は永遠にぐるぐる巡り続けます。目の錯覚を利用した、現実ではとうていありない風景であり、こういうのを【不可能図形】といいます。エッシャーは、「有限の人知でも神の無限の世界を垣間見ることができる」といいたかったのかもしれません。また、「頭は現実では不可能なことを考えてしまうため、思考をそのまま信用するな」という警告の意味合いもあるでしょう。

 

2019年:冬のお薦めの1枚 No.3

掲載日:2019年12月5日

029-三連画1972年8月(1972年制作)

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―フランシス・ベーコン(Francis Bacon 1909-92)ー 

 

 彼は哲学者フランシス・ベーコンの直系の子孫であり、戦後の具象画家の中でもとりわけ重要視されています。というわけは、彼ほど不安、混乱、恐怖、憎悪など、人間の負の感情を前面に押し出して表現した画家はいないんですね。ベーコンの描く人物は、マンガの【寄生獣】のようにぐにゃぐにゃで、歪んだパーソナリティーを表現しています。フォルムはシュルレアリスム画家のダリから、色遣いは同時代の具象画家フロイドからの影響が顕著ですね。

 

2019年:冬のお薦めの1枚 No.4

掲載日:2019年12月6日

030-泉(1917年制作)

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―マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp 1887-1968)ー 

 

 ハサミには紙を切る、ハンマーには釘を叩くなど、人間が作る道具には使用目的があります。その目的にまったく適わない用い方をすると、その道具は道具としての意味を失います。これがデュシャンのやりたいことであり、彼の目的は物を道具性から解放することです。このように道具性から解放された物を、シュルレアリスム用語では【オブジェ】といいます。 なお、今回の作品は絵ではなく物です。しかもレプリカで、オリジナルは紛失しています。

 

2019年:冬のお薦めの1枚 No.5

掲載日:2019年12月7日

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