チッチの推薦図書

021-現代地球環境論―持続可能な社会をめざして

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和田武+小堀洋美 著:創元社ー

  

 チッチはこの本を読んでから、【持続可能性(サスティナビリティー)】の重要性を認識しました。地球あっての人間社会です。天候不順の陸も海も汚染された破壊的な地球環境の中では、人類は生きていけません。この本では地球温暖化、オゾン層破壊、大気汚染など、さまざまな環境問題について論じられています。本書は地球環境論の入門書という位置づけです。

 

 この本が出版されたのは2011年ですが、その時よりも地球環境はますます悪化しています。地球温暖化が進んだせいで、台風は巨大化し、大規模な干ばつが何度も起きています。今は地球温暖化に取り組まなければいけませんし、というより、今が地球温暖化に取り組む最後のチャンスなのかもしれません。本当に本当に待ったなしの状態です。

 

 チッチが初めて読んだ日…2012年10月(チッチ32歳)

 掲載日:2019年11月13日

022-動物と人間の世界認識―イリュージョンなしに世界は見えない

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―日高敏隆 著:筑摩書房 ちくま学芸文庫ー

 

 人間の見ている世界は絶対的なものではありません。人間の見る世界と、虫や動物の見る世界は違います。つまり、全生物の上に君臨する客観的な世界など無いのです。人間だけに焦点を絞っても、私たち1人1人見る世界は違います。違うから、人それぞれ考え方が異なるのです。世界は世界観にほかなりません

 

 人間にとって良い環境が、虫や動物にとっては決して良い環境ではありません。また逆に、人間にとって悪い環境が、虫や動物たちにとっては良い環境であることもあります。人間の感覚だけで環境を整備しようとすると、生物多様性が損なわれます。虫や動物のことをしらないと環境保護はうまくいかないのです。

 

 チッチが初めて読んだ日…2015年10月(チッチ35歳)

 掲載日:2019年11月29日

023-動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド

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―T・グランディン+C・ジョンソン 著/中尾ゆかり 訳:NHK出版―

 

 動物にも感情があります。動物も居住環境が悪いと、問題行動が出るようになります。その点を無視してしつけをしよとしても、うまくいきません。変えるべきは動物の日々の環境であり、けっきょくは飼い主の生活パターンということになります。例えば、犬は群れで生きる動物なのに、毎日1人でお留守番をさせていれば、情緒不安定、もしくはアパシーになります。

 

 本書では、犬、猫、牛、馬など、それぞれの動物の感情システムについて詳しく述べられています。一昔の野生のゾウによる村襲撃の真相や、野生の犬社会にはリーダーがいないなどの新説、さらにはささやくだけで馬を調教するなどの技術など、刺激的な話がもりだくさんです。動物が好きな人にぜひともお薦めの本です。読めば動物に対する考え方が180度変わります。

 

チッチが初めて読んだ日……2016年3月(チッチ35歳)

掲載日:2019年12月4日

024-ゾウがすすり泣くとき―動物たちの豊かな感情世界

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―J・F・マッソン+S・マッカーシー 著/小梨直 訳:河出書房新社―

 

 ゾウは仲間が死んだ時、群れ全員が倒れたゾウの周りを囲み、仲間の死を悼みます。これはもう儀式といっていいでしょう。また、ミーアキャットの主食はサソリですが、このサソリの狩りは親から教えてもらいます。こうした例はれっきとした文化です。文化は学習するものであり、動物たちの世界にも教育システムがあることが分かってきています。

 

 動物全てが全て人間と同じというわけではありませんが、動物にも固有の文化があり、そして動物たちにも【悲しみ】や【思いやり】といった感情はあります。動物たちには病や傷で弱ったものを守ろうとする意志があり、腰を下ろして美しい夕日を眺めるチンパンジーやクマの目撃例も多々あります。ゾウは鏡像理解があり、イルカにも各々名前があるという新説も出てきています。

 

チッチが初めて読んだ日……2016年3月(チッチ35歳)

掲載日:2019年12月9日

027-プラスチックスープの海―北太平洋ごみベルトは警告する

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―C・モア+C・フィリップス 著/海輪由香子 訳:NHK出版―

 

 知ってますか、年々、海洋汚染がひどくなっていることを。海の中に巨大なプラスチックのごみの渦が発生しているのです。その大きさは日本列島の10倍にもなります。最初は北太平洋で発見されましたが、その後、南太平洋、南・北大西洋、インド洋でも発見されました。このプラスチックを鳥やアザラシなどが誤って食べ、彼らの生体数が激減しています。

 

 プラスチックは無害とされてきましたが、近年、プラスチックを食べた鳥鳥の脂肪に、プラスチックから有毒の化学物質が移動していることが明らかになってきました。近い将来、プラスチックの人体への悪影響が証明されると思います。私たちの体は、プラスチックから放出している有害物質をそうとう吸収しています。読んでショックを受ける本です! 

 

チッチが初めて読んだ日……2020年1月(チッチ39歳)

掲載日:2020年1月14日

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