チッチの推薦図書

028-ほめると子どもはダメになる

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―榎本博明 著:新潮社 新潮新書ー

 

 叱らずほめてばかりいると、打たれ弱く、ねばり弱い子供になります。体罰は絶対だめですが、悪いことをしたら叱ってもいいのです。そのことによって、子供は「これは悪いことなんだな」と思い、また悪いことをして怒られないようにするためにはどうしたらいいのか、考える力が養われるのです。叱られてこなかった子供は反省できない大人になります。

 

 反省できないということは、同じ失敗をくり返すということです。こうなっては会社で使い物になりません。また、たいしたことをしないでもほめ続けていると、努力しない大人になります。大人の世界では努力して成果を出さないとほめられませんから、ほめられ続けて育った子供は虚栄心の強い、そして人の手柄を横取りする大人になります。

 

チッチが初めて読んだ日……2016年7月(チッチ35歳)

掲載日:2020年1月24日

030-自己愛モンスター―「認められたい」という病

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―片田珠美 著:ポプラ社 ポプラ新書ー

 

 ストーカー、クレーマー、モンスターペアレントに、モンスターペイシェント、自分の欲望をコントロールできずにトラブルや事件を起こす人が増えています。そうした人間の異常行動の心理的背景を、精神科医の視点から読み解いた本です。こういう人たちはだいたい努力せず、競争に弱いです。そのくせ【承認欲求】が強く、自分を特別扱いしてくれないとすぐに切れます。

 

 自己愛が過剰な人間は「自分が悪いことをしている」という意識はありません。そういうことをちょっとでも意識すると、自我が傷つきぼろぼろに崩れるので、反省意識が起きてこないのです。ほめられてばかりいて育った子供が、こういう自己愛モンスターになるんでしょうね。問題老人の方は、長年部下からちやほやされてきた結果でしょう。紳士・淑女の少ない世の中です。

 

チッチが初めて読んだ日……2016年7月(チッチ35歳)

掲載日:2020年2月10日

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